
トップ>英会話TIPS&エッセイ>当てにならない本・教材の見分け方
今回はちょっと趣向を変えて、「当てにならない英語本・教材の見分け方」をご紹介します。個人の体験が元になっていますので、ご参考までに。
1)「○カ月で英語がペラペラ!」など、期限を切っているタイプ
これは本などに多いパターンですね。本の場合、十中八九、編集者がつけたタイトルでしょう。「この方が売れる!」と。
もちろん、中には良心的な内容の本もあります。ただし、あくまで「普通の英語本として」です。「○カ月で」とか、タイトルで期限を切っていても、本文の中には「最短で○カ月」とか、ちゃんとエクスキューズがしてある場合が多い。「最短で〜」ということは、裏を返せば「いつまでかかるかわかりませんが、頑張ってね」ということですよ。
2)「速い録音を聴くだけで英語はバッチリ!」タイプ
断っておきますが、これには例外もあります。「エブリディイングリッシュ」とか、いいと思う。でも、私見ですが、速すぎる録音のものが多すぎるように思います。「速い録音で脳が活性化され、聞こえるようになる」と説くものもあり、私も昔その気になったことがありますけど、今では「そこまで速い録音を聞く必要があるのか?」と思っています。理解力がついてきて、きちんと聴き取りができるようになれば、速度ってあまり関係ないんですよね。聞いた端から理解できるようになってきますから。本当に早口で消失した音は、速聴したって聞こえませんよ、消えてるんだから。この場合に必要なのは、慣れと消失した音を補う知識です。
3)「脳を刺激して英語力を開発する」タイプ
これは判断が難しいのですが……いまのところ、「マジックリスニング」ぐらいしか効果あるものはなかったな、というのが正直なところです。ある本についていたCDは、録音内容が「マジックリスニング」にそっくりで、びっくりしました。しかも、英語が不自然!「脳力開発が主眼だから、内容よりも聴くことに集中してください」と言っても、聴いていて何だか不快になりました。あれは訴えられたりしないのか。心配です。
リスニング攻略とか、英文法攻略とか、近道は確かにあると思います。でも、それはリスニングだけ、英文法だけ。トータルな実力は、総合的な学習をコツコツ続けていくことでついてくる。でも、その実力は不可逆なもの、一度獲得されたら簡単には失われない——。そういうことだと私は思っていますが、いかがでしょうか。
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