
他のところでも少しお話ししましたが、私が大学生のとき受講したスピードラーニングは、まだカセットテープでした。

当時の私はまったくのリスニング音痴。語学留学のためのバイトに明け暮れていたころで、近づいてくる留学の準備に次第に焦りを覚えていました。英語の勉強も少しはした方がいいと思うけど、バイトが忙しくて時間がない……。
そんな私にとって、スピードラーニングは理想的な教材でした。なにしろ「英語→日本語」の順に録音されたテープを聴くだけ。バイトの行き帰りにウォークマンでひたすら聞きました。
スピードラーニングは挨拶から飛行機の乗り方、アメリカと日本の違いが理解できる巻など多彩で、内容的に飽きが来ませんでした。
録音がナチュラルスピードなのも気に入りました。10年以上前の音声教材って、あまりナチュラルスピードのものがなくて、「これならわかるでしょ」というゆったりスピードのものが多かったんですね。一方で、FEN(今のAFNです)の録音テープなどを聴くと、英語がマシンガンのように飛び出してきて、びっくりしたものです。
おかげでリスニング音痴の私も、かなりリスニングに自信がつきました。受講が終わると同時くらいに留学してしまったので、すべて聴き込むことはできなかったのですが、留学して初めて会う人との最初の挨拶が比較的うまくいったり、寮の生活に早くなじめたのも、スピードラーニングの効果があったと思います(英語自体は、まだカタコトでしたけど)。
スピードラーニングには、リスニングが苦手な人にぴったりの隠された効用がある、と私は思っています。それは、
「リスニングって、意外と簡単なんじゃない?」
と思わせてくれることです。「英語→日本語」で録音された会話を、ひたすら聴く。何十回も聴いていると、わからない会話文が自然になくなってくるんです。よく「薄いテキストを暗記するまで繰り返し勉強しよう」と説く本を見かけますが、それと同じような効果があります(「何十回も聴く」というと大変そうですが、毎日聴いていればすぐ達成できる回数です)。
それに、リスニングに抵抗がなくなるのも、長い英語の勉強を思えば大切なことです。英語がオールラウンドに使えるようになるには、膨大な量の多聴を行う必要がありますから。その入り口としても、スピードラーニングはオススメだと思います(ただし、スピードラーニングの宣伝ページには「聞いているだけで英語がペラペラになる」というようなことを書いてあるところがあるようですが、それははっきり言ってウソです。スピーキングはスピーキングの練習をしないと上達しません。このページでは、あくまでも「リスニング教材」としてスピードラーニングをオススメしています。もし購入する場合、「スピードラーニングはリスニング教材である」ということを忘れないでください)。
ちなみに、スピードラーニングのホームページを見てみると、
「月2回の無料レッスンや学習相談など、受講中のサポートも充実!」
「BBQやクリスマスなどアメリカの行事を体験できるイベントも開催!」
……っておいおい、私が受講してたときはそんなのなかったやんけ!(笑)
おまけに10日間無料試聴CD付だって。「無料試聴テープ付」なんて、そんなのなかったよなあ(2010年7月の時点で発売20周年、受講生100万人を突破したそうです)。
【追記】2011年2月の時点で、無料試聴CDを応募すると3つのCDが送られてくるそうです。2つは製品版。間違ってこの製品版のパッケージを開けてしまうと、返品不可になってしまうそうなので、ご注意を! 無料試聴CDだけをまずは開けましょう。
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