
語学留学したのはアメリカ・カリフォルニア州立大学デービス校。田舎にある、治安のいい町でした。アメリカなのに、夜の10時にタンクトップ姿の女性がジョギングをしているような所です。今でも治安がいいといいのですが。

エクステンションセンターでは、すぐに日本人の友達ができましたが、普段はできるだけ外国人(同じくエクステンションセンターに来ているフランス人、イタリア人、アルゼンチン人など)と話をするようにしました。といっても、最初は挨拶ぐらいしかできませんでしたが……。
それでも3カ月経つと、突然変化が現れました。ある日ふと気がつくと、周囲の会話が何となくわかるようになっていたのです。留学から帰国する10カ月後には、日常会話は問題ない程度に上達していました。
映画やニュースはまだまだ半分ぐらいしか理解できませんでしたが、それらも「なんとなく」わかる、それもはっきりと。今にして思えば不思議な状態でした。きっと「しゃべれなければ何もできない」という状況が、能力を最大限に引き出していたのでしょう。ニュースなども、全部はわからないのですが、自分に関係のありそうな箇所を無意識に選択して聞き取ることができたのです。後は断片的に聞き取ったものを頭の中でつなげて、「こういうことだな」と理解していたのですね。
帰国してすぐ受けたTOEICテスト(旧)では、910点をマークしました。「この程度の実力で910点取れるなんて、TOEICのスコアって当てにならないんだな」と思ったのを覚えています。当時のTOEICにはスピーキングもありませんでしたから。
傍から見れば、順風満帆に思えますよね。でも、ここから私の英語は「暗黒時代」に陥ってしまうのです。
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